北朝鮮国営の朝鮮中央通信は26日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が24日に攻撃型無人機(ドローン)の性能試験を視察したと報じた。爆薬を積んだ自爆型の無人機とみられ、韓国の聯合ニュースは「北朝鮮の自爆型無人機の公開は初めてだ」と伝えた。
朝鮮中央通信は、無人機が「設定されたさまざまな航路に沿って飛行し、指定された標的を全て正確に識別して攻撃、掃滅した」と報じた。聯合ニュースは、無人機の形状がイスラエル製の自爆型無人機「ハロップ」などと似ていると伝えた。
金氏は「さまざまな類型の無人機を開発し、その戦闘的性能を絶えず高めることは戦争の準備において重要な割合を占める」と指摘。各種の自爆型無人機も「より多く開発、生産すべきだ」と強調した。
北朝鮮は2022年に無人機5機を韓国領空に飛ばしたことがある。この際、1機がソウル上空に飛来したと報じられた。【ソウル福岡静哉】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。