女性初の米大統領を目指す民主党のハリス副大統領(59)は22日、米中西部イリノイ州シカゴで開かれている党全国大会で、大統領候補指名受諾演説を行った。
経済政策について、「中産層の支援が私の大統領として最も重要な目標だ」と明言し、医療や住宅、食料費などのコストを削減すると掲げた。「トランプ氏が中間層のために戦っていないことは、誰もが知っている。彼は彼自身と億万長者の友人のために戦っている」と述べ、違いを強調した。
またトランプ氏が保守派判事3人を指名したことで保守化した連邦最高裁が2022年に人工妊娠中絶の権利を認める憲法判断を49年ぶりに覆したことに言及し、トランプ氏は「私はやり遂げた。誇りに思う」と自慢していると指摘。これを批判したうえで、「連邦議会が生殖の自由を回復する法案を可決すれば、合衆国大統領として私は誇りを持って署名し、法律として成立するだろう」と語った。【ワシントン西田進一郎、大久保渉】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。