ロシア南部で、鉄道の車両を運ぶフェリーがウクライナ軍のものとみられる攻撃を受けて沈没しました。一方、ウクライナに対するロシア軍の攻撃も続いていて、24日のウクライナ独立記念日に向けて警戒が呼びかけられています。

ロシア国営のタス通信によりますと、ロシア南部クラスノダール地方のカフカス港で22日、鉄道の燃料輸送車両30両を積んだフェリーがウクライナ軍の攻撃を受け沈没しました。乗組員1人が行方不明になっているということです。

この件について、ウクライナ側は今のところ公式には言及していませんが、大統領府の長官が、SNSに船とバツのマークの絵文字を投稿し、フェリーを攻撃したことを示唆しました。

一方、ウクライナに対するロシア軍の攻撃も続いています。

ロシアに隣接するウクライナ北東部・スーミ州では、地元当局によりますとロシア軍のドローン攻撃があり、市民2人が死亡。

また、検察当局によりますと、北東部ハルキウ州ではロシア軍の攻撃で男性1人が亡くなったということです。

ウクライナは今月24日が独立記念日で、首都キーウにあるアメリカ大使館は、21日、独立記念日の週末まで、ウクライナ全土でロシアによるドローンやミサイルでの攻撃のリスクが高まっていると警告を出しました。

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