17日、ガザ市でイスラエルに攻撃された家屋を示すパレスチナ人男性(ロイター)

米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は20日、イスラム原理主義組織ハマスの政治部門幹部が拠点を現在のカタールから移転することを検討していると報じた。カタールは、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとハマスの戦闘の休戦や人質解放を巡る交渉の仲介役で、実際に移転すれば交渉に影響する可能性がある。

アラブの当局者は、ハマスが最近少なくとも中東の二つの国と連絡を取ったと指摘。二つの国のうち一つはオマーンだという。休戦と人質解放を巡る交渉は大きな進展を見せていない。

ハマスのハニヤ最高指導者は20日、訪問先のトルコ・イスタンブールでエルドアン大統領と会談した。地元メディアによると、ガザの休戦や支援物資搬入などについて協議した。

パレスチナ通信は20日、イスラエル軍がガザ最南部ラファの民家を攻撃し、子どもや女性を含む9人が死亡したと報じた。ほかに1人が亡くなった。ラファには多数の避難者らが密集している。(共同)

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