ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発の敷地内で、ロシア軍が火災を起こしたと通信アプリに投稿した。放射線量は正常だとしている。原発の対岸に位置するニコポリの当局者によると、冷却塔で大量のタイヤに放火したとの情報があるという。
一方、タス通信によると、ザポロジエ原発のロシア側管理者はウクライナ軍の攻撃で火災が起きたと主張し、非難の応酬となった。
国際原子力機関(IAEA)はX(旧ツイッター)で「専門家らは複数の爆発音の後、原発の北側から黒煙が上がるのを目撃した」とし「冷却塔の一つが無人機攻撃を受けたと伝えられた」と書き込んだ。原発の安全性への影響は報告されていないとも指摘した。
ザポロジエ原発はウクライナ侵攻開始直後の2022年3月にロシア軍が制圧。ゼレンスキー氏は国際社会に対して、ウクライナ管理下で安全に運営する必要があると改めて訴えた。(共同)
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