イスラエルが攻撃したとされるイラン中部イスファハンに住む男性が19日、交流サイト(SNS)を通じた産経新聞の取材に応じ、当時の様子について語った。
取材に応じたのはイスファハン郊外に住む大学生のユソフ・ホラミャンさん(21)。19日午前4時15分ごろに空襲警報のサイレンの音で目が覚め、約15分後に大きな爆発音がしたという。「その後も複数回、爆発音や銃声が聞こえたが、いずれもイランが被害を防ごうとした音だったようだ」と振り返った。
「イスラエルはイスファハンの核施設を攻撃すると思っていたが、私の知る限りでは安全が保たれている」と言うホラミーンさん。イランは被害実態を把握した上で反撃すべきか否かを決めると推測し、「必要があるとなれば、時期や場所を決めて断固攻撃するだろう。急ぐ必要はない」と話した。
また、「イラン国民は(死亡して)殉教者になることを恐れない。イスラエルに対抗するために団結している」と語り、敵対心をあらわにした。(カイロ 佐藤貴生)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。