パキスタンで日系企業の日本人駐在員5人が乗った車両を狙った自爆テロがありました。
■日系企業に出勤中…1人軽いけがも命に別状なし
車体に大きな凹みができたシルバーのワゴン車。左側の窓ガラスはすべて割れ、フロントガラスにもヒビが入っています。
ワゴン車のすぐ横にはバイクが倒れ、無数のパンなどが辺り一面に飛び散っていました。
事件が起きたのは、パキスタン南部の大都市・カラチ。現地メディアなどによりますと、19日朝、日本人合わせて5人を乗せた2台の車が男2人に襲撃されました。
男らはバイクに乗って近付き、1人の男は車列の減速に合わせて体に巻きつけていた爆発物を爆破。もう1人の男は持っていた銃で、車列に向けておよそ15発を発砲しました。
その後、警察官らと銃撃戦となり、男2人はその場で死亡しました。
現場からは、手りゅう弾やライフルなどの入ったバッグが見つかっていて、現地警察は男らが自爆テロを図ったとみています。
日本総領事館によりますと、日本人5人のうち、1人は軽いけがをしたものの、命に別状はないということです。
5人は日系企業の駐在員で、工場に通勤する途中で事件に巻き込まれました。今回の事件を受けて、パキスタンのシャリフ首相は次のようにコメントしています。
シャリフ首相
「負傷者の一日も早い回復を祈ります。法と秩序を乱す、あらゆる非道な行為を阻止します」
男らは襲撃の前、しばらくの間、車列をつけていたということで、現地警察は動機などを調べています。
(「グッド!モーニング」2024年4月20日放送分より)
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