イスラエル軍と戦闘を続けるイスラム組織ハマスは、イラン訪問中に殺害された最高指導者ハニヤ氏の後任として、パレスチナ自治区ガザのトップ、シンワル氏を選出したと発表しました。

ハニヤ氏の後任に選出されたヤヒヤ・シンワル氏は、いまも続くガザでの戦闘を指揮する“強硬派”で、停戦交渉をめぐっては、譲歩に反対する姿勢を示してきたとみられ、今後の交渉の行方にも影響を及ぼす可能性があります。

これを受けて、イスラエルのカッツ外相はSNSで、「シンワルを速やかに抹殺し、悪質な組織を地球上から消滅させるべき理由が増えた」などと非難しています。

また、イランのイスラエルへの報復攻撃が近づいているとの見方が広がるなか、アメリカのブリンケン国務長官は会見で、両国に対し「これ以上の攻撃は、誰も予測できない危険な事態を招くリスクを高めるだけだ」とし、双方に自制を求めました。

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