イギリスの覆面アーティスト「バンクシー」の新作が2日続けてロンドンの街中に出現しました。
建物の壁に描かれたのは1匹の「ヤギ」。
柱を利用して切り立った崖の上に危なげにヤギが立っているように見えます。
描かれた際には壁の防犯カメラはヤギに向けられていました。
バンクシーは5日、SNS上でこの作品を公表しましたが、意図は明らかにしていません。
見物客
「防犯カメラがヤギに向いていたのでイギリスの監視社会と関連する作品だと思う」
「(バンクシーは)ヨルダン川西岸でも作品を描いています。人々を団結させるという点で(バンクシーを)評価しています」
SNS上では、「反移民暴動が起きているイギリス社会の脆弱(ぜいじゃく)さを表している」「危機に瀕するパレスチナの姿だ」など様々な意見が寄せられています。
また、バンクシーは翌6日にもロンドン市内の別の場所に新たな作品を描いたことを明らかにしました。
ふさがれた窓から2頭のゾウが鼻を伸ばし合う姿が描かれています。
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