4日、バングラデシュの首都ダッカで、デモ隊に放火されたショッピングセンター(AP=共同)

 バングラデシュで4日、ハシナ首相の辞任を求めるデモが起き、首都ダッカなどで与党関係者や警察と衝突、少なくとも93人が死亡し、多数の負傷者が出た。死者には警官14人も含まれる。地元メディアが伝えた。政府は治安対策として全土に無期限の外出禁止令を出し、5~7日を休日にすると決めた。

 バングラデシュでは7月に入り、公務員採用の優遇枠をなくすよう求める学生らのデモが激化しており、今回のデモ再燃で政情不安が続く恐れがある。ハシナ氏は治安関連の会合に出席後「今デモをしているのは学生ではなくテロリストたちだ。国を不安定化させようとしている」と非難した。(共同)

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