11月5日のアメリカ大統領選挙投開票日まで3カ月ですが、現職のバイデン大統領が撤退したことで民主党はハリス氏を中心に支持を急速に広げていて、共和党のトランプ氏は焦りを募らせています。
CBSテレビが4日に発表した最新の世論調査では、激戦7州のうちノースカロライナ州など3つの州ではトランプ氏がリードする一方、ネバダ州はハリス氏がリード、残る3州は互角で拮抗しています。
なかでも若い世代や黒人、女性の有権者がハリス氏の勢いの原動力になっていて、CBSは対トランプ氏で劣勢だった民主党の戦いが「リセットされた」と評価しています。
この世論調査を受けてトランプ氏の陣営は声明で、「フェイクニュースのメディアが、危険なリベラル思想のハリス氏の経済的失敗と犯罪に甘い政策の記録を隠そうと手助けしている」と持論を展開するなど、焦りの色がにじんでいます。
ニューヨーク・タイムズによりますと、ハリス氏は4日、ワシントンの公邸で副大統領候補3人と面談を行ったということです。
ハリス氏は副大統領候補とともに6日のペンシルベニア州フィラデルフィアを始めとして激戦州行脚を始める予定で、3カ月先の本選まで勢いを維持できるかが焦点です。
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