中国政府でウクライナ問題を担当する特使がブラジルに到着し、ウクライナ危機の解決に向け、連携していく方針で一致しました。

中国政府でウクライナ問題を担当する李輝ユーラシア特別代表は先月29日、ブラジルを訪問し、アモリン大統領府首席補佐官らと会談しました。

ウクライナ問題をめぐり、中国は今年5月、ブラジルと共同で和平に向けた提案を行い、110か国以上から積極的な反応を得たとしています。

会談で李特別代表は「事態を沈静化させることが喫緊の課題だ」と述べたうえで、「中国は引き続きブラジルと協力し、ウクライナ危機の最終的な政治的解決をともに推進する用意がある」と述べました。

李特別代表はこのあと、インドネシアと南アフリカを訪問する予定で、中国とブラジルの提案がどこまで現実味を帯びてくるのか注目されます。

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