イランで、イスラム組織「ハマス」の最高指導者・ハニヤ氏の葬儀が行われた。一方、イスラエル軍は「ハマス」の軍事部門トップの死亡を確認したと発表した。
■テヘラン市民「客人を、我々の土地で殺した」
イランの首都・テヘラン この記事の写真通りを埋めつくす人々。中東イランの首都・テヘランで1日、イスラム組織「ハマス」の最高指導者・ハニヤ氏の葬儀が行われた。
ハニヤ氏の棺(ひつぎ)を乗せたトラックが、人だかりの中を進んでいく。
先月30日に行われた、イランの新しい大統領の宣誓式。ハニヤ氏は、この式典に参加するため、テヘランを訪れていた。
この数時間後…カメラに笑顔を向ける、その数時間後、ハニヤ氏は滞在先の住宅でミサイル攻撃を受け死亡した。
イランの最高指導者・ハメネイ師も参列 イラン・最高指導者ハメネイ師
「アラーは偉大なり。アラーの他に神はいない」 ハニヤ氏の棺は活動の拠点だったカタールへ
葬儀には、イランの最高指導者・ハメネイ師も参列し、祈りをささげた。その後、ハニヤ氏の棺は活動の拠点だったカタールへと移送された。
葬儀に参加した市民は、こう話す。
テヘラン市民「イラン人は“おもてなし”で知られています。イスラエルは、我々の客人を我々の土地で殺したのです」
「イランの地で行われたことには、それ相応のより強力な対応をすることは確実。この報復はイランの義務です」 イランは、攻撃はイスラエルによるものとしている
イランは、攻撃はイスラエルによるものとしている。
アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」は、イラン政府関係者の話として、ハメネイ師が緊急会合で、報復の命令を下したと報じている。イスラエル国内の軍事目標に対して、ドローンやミサイル攻撃を検討しているという。
イスラエル軍の発表一方、イスラエル軍は1日、ハマスの軍事部門トップ、ムハンマド・デイフ司令官の死亡を確認したと発表。イスラエル軍が先月13日に行った、ガザ南部・ハンユニスへの空爆で、死亡したとしている。
デイフ氏は、去年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃した際の首謀者のひとりとされていて、20年以上にわたり、ハマスの軍事部門を率いていた。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月2日放送分より)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。