南米ベネズエラで行われた大統領選挙の結果を巡って抗議デモが拡大する中、アメリカのブリンケン国務長官が「野党候補が勝利した」との声明を発表しました。

先月28日に投開票が行われたベネズエラの大統領選挙をめぐっては、現職のマドゥロ大統領が勝利したと選挙管理当局が発表しましたが、投票データの開示を求める抗議デモが全国に広がっています。

こうした中、アメリカのブリンケン国務長官は1日、「圧倒的な証拠をふまえると、野党候補のゴンザレス氏が最も多い票を獲得したことがアメリカにとってもベネズエラ国民にとっても明らかだ」との声明を発表しました。その上で、「国民の思いに沿って平和的な政権移行に向けた協議を始めるべきだ」と呼びかけています。

アメリカは「選挙管理当局の発表は国民の意思を反映していない」と指摘し、「市民団体や国際的な選挙監視団体から提供された投票データを検証している」としていました。

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