中国の鉄鋼などに対する関税を3倍に引き上げるとするアメリカの方針について、中国政府は「強烈な不満」を表明するなど、連日、強く反発しています。

アメリカのバイデン政権は、中国の鉄鋼やアルミ製品に対する制裁関税を3倍に引き上げることを検討すると正式に表明。

これに対し、中国政府は「正当な権利を守るため、必要なあらゆる措置をとる」と18日に反発したのに続き、翌19日には強烈な不満を表明しました。

中国外務省 林剣 報道官
「アメリカの言い分は事実に完全に合致せず、中米の貿易関係を損ね、両国首脳の共通認識に背くものだ。中国は重大な懸念と強烈な不満を表明する」

外務省報道官は、鉄鋼産業に対する補助金などを中国政府は出しておらず、アメリカの産業を圧迫するようなことはしていないと主張。「アメリカは選挙のために中国を利用するのをやめるべきだ」と非難しました。

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