イランの新しい大統領に改革派のペゼシュキアン氏が就任しました。「イランの国際関係を強化することを目指す」と述べ、外交政策の転換に意欲を示しました。
イランの首都テヘランでは28日、式典が開かれ、最高指導者ハメネイ氏から承認を受けた改革派のマスード・ペゼシュキアン氏が大統領に就任しました。
ペゼシュキアン氏は演説で、「正義を追求し、法に基づいて尊厳を回復することを約束する」と抱負を語りました。
さらに、「イランの国際関係を強化することを目指す」と述べました。
ペゼシュキアン氏は、5月にヘリコプターの墜落事故でライシ前大統領が死亡したことを受けて実施された選挙で、核開発などで対立する欧米との緊張を緩和することや制裁で疲弊する国内経済の立て直しなどを掲げ、当選していました。
ただ、国政の全権はハメネイ師が握っていて、新政権の外交が大幅に転換することは難しいとみられています。
今月30日には国会で宣誓をする予定です。
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