最新情報をイスラエルで取材を続ける増尾記者に伝えてもらいます。
まず、先ほど入ってきた情報からお伝えします。
ロイター通信はイラン当局高官の話として、イラン側は現時点では「即時の報復の計画はない」と話したということです。イランはこれまで「いかなる攻撃でも、強力に反撃する」と表明してきましたが、現時点では抑制的な対応をとる方針とみられます。
攻撃の内容をめぐっては、複数の欧米メディアがイラン国内で爆発があったなどと報じる一方、イラン側は「イラン国内からドローンが発射され、撃墜した」などとして、外国から攻撃は「確認されていない」と伝えています。
現段階では攻撃の内容について情報が錯綜していますが、イラン側としては被害がなかったという点を強調することで、さらなる激化に発展しかねない再攻撃は避けたいという狙いがある可能性もあります。
Q.今回のイスラエルの攻撃、情報は錯綜しているとのことですが、イスラエル政府からは発信はあるのでしょうか
現時点では、イスラエル政府から今回の攻撃についての公式な発表はありません。また、イスラエル側として、今回の攻撃で終わりという認識なのかといったところも不明です。
国内ではネタニヤフ政権を支える右派閣僚から「弱腰だ」との声もすでにあがっていて、今後のイスラエルの動き次第では、中東情勢が一層緊張するおそれがあります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。