北極圏の刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏の自伝が、今年10月に出版されることが明らかになりました。

ナワリヌイ氏の妻・ユリアさんは11日、ナワリヌイ氏が生前書き進めていたという自伝が今年10月22日に出版されるとSNSを通じて明らかにしました。

自伝はすでに11か国語に翻訳され、ロシア語版も必ず出版するとしていて、11日から予約の受け付けが始まったとしています。

ニューヨーク・タイムズは、自伝のタイトルが「パトリオット=愛国者」で、アメリカでは初版で50万部発行されると伝えています。

プーチン政権を厳しく批判し汚職を追及するなどしてきたナワリヌイ氏は今年2月、収監先の北極圏の刑務所で死亡。モスクワで行われた葬儀には2万人以上の支持者らが参列したとされ、妻のユリアさんはナワリヌイ氏の活動を引き継ぐ意思を示しています。

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