イランによるイスラエルへのミサイル攻撃からおよそ1週間が経ちました。イスラエル軍は、イランの弾道ミサイルの残骸をメディアに公開しました。
■1000キロ先のイランから…約13分で
イスラエル軍が18日、海外メディアに公開したのは、イランが発射した弾道ミサイルおよそ110発のうちの1発の残骸だ。
イランは1日にシリアのイラン大使館が空爆された報復として、14日未明から朝にかけイスラエルを初めて直接攻撃した。
このミサイルには、およそ450キロの爆薬が搭載されていたと推定され、イスラエル軍の担当者は「イランが明確な殺傷を意図して発射したものだ」と強調した。
また、酸素を積んでいた部分が存在することから、大気圏を抜け出る能力がある弾道ミサイルだと判断したという。
最短距離でおよそ1000キロ離れたイランから、イスラエルに届くまでに要した時間は、わずか13分ほどだという。
■常に何が起きても「対応できるよう準備」
イランの脅威が増すなか、イスラエル北部ハイファにある大病院では、本格的な戦争になった時に備えた訓練が行われた。
次々と運ばれてくる負傷者をどう優先順位を付けて治療に当たるのか、いわゆる「トリアージ」の確認だ。
地下に広がる広大な駐車場は、有事の際には臨時病棟に姿を変え、およそ1700人の負傷者を収容できるという。
病院の担当者は「イスラエルは常に何が起きても対応できるよう準備していなければならない」と話した。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年4月19日放送分より)
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