イスラエルのネタニヤフ首相はアメリカ議会で演説し、イスラム組織ハマスとの戦闘の正当性を強調したうえでアメリカによる支援の継続を訴えました。

イスラエル ネタニヤフ首相
「アメリカとイスラエルは共に立ち上がらなければならない」

ネタニヤフ首相はハマスとの戦闘について「文明同士の衝突ではなく、野蛮と文明の衝突だ」と位置付けて正当性を強調。「アメリカによる迅速な支援がガザでの戦闘終結を劇的に早め、中東に戦争が広がるのを防ぐ」と支援の継続を訴えました。

演説の最中には多くの議員から拍手が送られた一方、議会で唯一のパレスチナ系の議員が「集団虐殺の罪」と書かれた札を示す場面もみられました。

また、議会周辺ではネタニヤフ氏に対する大規模な抗議デモが行われました。

さらに、演説の終了後、民主党の重鎮・ペロシ元下院議長が「ネタニヤフ首相の演説はこれまでにアメリカ議会で行われた外国要人の演説の中で、群を抜いて最悪のものだった」とSNSに投稿しました。

ペロシ氏は「イスラエルの人々は人質の解放と停戦の合意を求めている」として、ハマスとの戦闘を継続する方針を示したネタニヤフ氏を批判しています。

ペロシ氏はネタニヤフ氏が演説した際、議場に足を運ばず、欠席していました。

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