米連邦議会のマイク・ジョンソン下院議長=2024年7月16日、秋山信一撮影

 11月の米大統領選で民主党のバイデン大統領が出馬を断念したことを受けて、共和党のジョンソン連邦下院議長は21日、即時に大統領を辞任するよう求めた。共和党副大統領候補のバンス連邦上院議員も最近「再選を断念するなら、大統領にとどまることも正当化できない」と訴えており、共和党からの辞任圧力が強まっている。

 ジョンソン氏は「大統領選まで100日余に迫った時点で、民主党は大統領候補に無理やり出馬を断念させた。(民主党候補指名争いでバイデン氏に投票した)1400万人以上の票を無効にしたことは、自ら名乗る『民主主義の政党』とは逆の姿を示している」と酷評した。バイデン氏が後継に指名したハリス副大統領についても「バイデン政権の政策の失敗に共同責任がある」と批判した。【ワシントン秋山信一】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。