アメリカのトランプ前大統領が暗殺未遂事件後、初めての選挙集会を行い、ライバルの民主党を「民主主義の敵だ」と激しく批判しました。

記者
「集会に集まってきた人たちの長い長い列ができています。ただ、会場はずっとこの先です」

中西部・ミシガン州で行われた選挙集会には、「徹夜組」も含めて支持者が大勢詰めかけました。

トランプ氏は、負傷した右耳のガーゼを取り外して演説を行い、銃撃された直後に支持者に訴えた「戦うぞ」という言葉を使って観衆に呼びかけました。

トランプ前大統領
「国民に素晴らしい未来をもたらすための努力を我々は決して止めない。共に戦うぞ、戦うぞ、戦うぞ。そして勝つ、勝つ、勝つ」

共和党全国大会の演説で「国の団結」を呼びかけたトランプ氏ですが、この日はバイデン大統領を「知能指数が低い」とけなしたほか、「民主党は民主主義の敵だ」と強調するなどライバルを激しく批判しました。

演説終了後の支持者
「素晴らしい。彼(トランプ氏)は国を愛し、我々は彼を愛している」
「最高でした。彼は再びアメリカの素晴らしいリーダーになるでしょう」

一方のバイデン大統領は…

「私たちの国の未来はあなたの手の中にあります。だからどうか、私たちが知っているリーダーでいてください。バトンを渡して、ジョー!バトンを渡して」

民主党系の政治団体がバイデン氏に大統領選からの撤退を求めるテレビCMの放送を始めました。

しかし、バイデン氏は選挙戦継続の意向を変えておらず、ABCテレビによると陣営は、今月末にも複数の資金集め集会を計画しています。

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