米中西部ミシガン州グランドラピッズで選挙集会に臨むトランプ前大統領(左)とバンス連邦上院議員=2024年7月20日、AP

 11月の米大統領選に向けて共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)は20日、中西部ミシガン州グランドラピッズで、13日に起きた銃撃事件後初の選挙集会に臨んだ。18日閉幕した共和党全国大会では、負傷した右耳に大きな白いガーゼをつけていたが、この日は肌色の小さなばんそうこうに替えており、順調な回復ぶりをアピールした。

 トランプ氏は共和党大会の期間中、右耳の傷痕をガーゼで覆っていた。20日の演説では「恐ろしいことが起きたのは、ちょうど1週間前だった。私は全能の神の恩恵によってここに立っている」と述べた。

米中西部ミシガン州グランドラピッズで、演説するトランプ前大統領=2024年7月20日、AP

 トランプ氏が大統領在任中に主治医だったロニー・ジャクソン連邦下院議員は20日の声明で「毎日経過を観察している。銃弾によって2センチほどの傷ができて、腫れもあったが、縫合は必要なく、適切に治癒している。時折出血もあるため、傷を覆う必要がある」と説明した。【ワシントン秋山信一】

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