バングラデシュで、公務員採用の優遇措置に反発する学生らと治安部隊との衝突が続いていることを受け、政府は外出禁止令を出すことを決定しました。

バングラデシュでは今月に入り、公務員採用の優遇措置の廃止を求める学生らの抗議活動が激化しています。

AP通信によりますと、政府は19日、デモ隊と治安部隊の衝突が続いていることを受け、全土に外出禁止令を出し、軍を配備することを決定しました。

また、首都ダッカの警察はすべての集会やデモを禁止すると発表しましたが、デモ隊による抗議活動が続いています。

AFP通信によりますと、19日までにデモ隊と治安部隊の衝突などで少なくとも75人が死亡しました。

デモ隊は国営の放送局や政府機関の建物に放火するなど暴徒化していて、19日、中部にある刑務所を襲撃し数百人の受刑者を解放した後、施設に火をつけたということです。

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