アメリカ大統領選に向けた共和党全国大会は3日目を迎え、副大統領候補に指名された上院議員のバンス氏の演説が始まりました。共和党大会の会場から報告です。
(鈴木彩加記者報告)
3日連続で会場を訪れているトランプ氏が見守るなか、バンス氏が姿を現しました。
およそ2分間にわたって会場からの拍手や歓声に応えて、演説を始めています。会場の緊張感が非常に高まっています。
このバンス氏ですが、トランプ氏に選ばれたのは忠誠心が評価されたからだと言われていて、銃撃事件の後には「バイデン陣営がトランプ批判を繰り返したことが事件につながった」と主張しています。
今後はバンス氏が徹底的に相手陣営を批判する役割を担い、逆にトランプ氏が攻撃的な主張を控えることで、これまでのイメージを刷新する狙いがあるとみられます。
バンス氏は白人労働者層が多い「ラストベルト」と呼ばれる工業地帯の出身で、そこは激戦州が集まるエリアでもあるため、バンス氏の起用によって労働者票の切り崩しも狙う考えです。
バンス氏は、アメリカ第一主義を掲げていまして、会場では「トランプの後継者」「共和党の未来そのもの」と話す人もいました。
過激な外交政策で国際社会との足並みが乱れる恐れもあり、「同盟国にとっては最悪の選択」と指摘する声も上がっています。
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