ドナルド・トランプ前大統領(78)は15日、米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開幕した共和党の全国大会に出席し、銃撃後初めて支持者の前に姿を見せた。
トランプ氏は午後9時(日本時間16日午前11時)ごろ、会場の屋内競技施設「ファイサーブ・フォーラム」にゆっくりとした足取りで現れ、貴賓席で何度も拳を突き上げた。アリーナを埋めた支持者は「USA」「USA」と大きな歓声で応じた。銃撃を受けて負傷した右耳は白い医療用ガーゼで覆われ、発言はなかった。
共和党は同日、トランプ氏を大統領候補に正式指名した。トランプ氏は大会最終日の18日に指名受諾演説を行う。
保守系メディア、ワシントン・エグザミナーが銃撃翌日の14日に報じたインタビューで、トランプ氏は「この国を一つにする機会だ。私はその機会を与えられた」と述べた。事件を受け、バイデン政権への批判を中心としていた演説の草稿を書き換え、国民に団結を訴える内容になると示唆している。【ミルウォーキー八田浩輔】
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