中国軍とロシア軍が南シナ海で合同軍事演習を開始しました。領有権をめぐり対立するフィリピンや、その後ろ盾となっているアメリカをけん制する狙いがあるものとみられます。
中国国防省によりますと、中国とロシアの海軍は15日午前、南シナ海北部の広東省・湛江周辺の海域で軍事演習を開始しました。ロシア側の発表によりますと、演習は17日まで行われるということです。
中国軍からは、ミサイル駆逐艦やフリゲート艦などが参加。ミサイル攻撃への対処や対潜水艦訓練などを行い、両軍の合同軍事作戦の練度を向上させるとしています。
演習が行われている南シナ海で、中国はフィリピンと領有権をめぐって激しく対立しており、今回の演習はロシアとの結束をアピールするとともに、フィリピンの後ろ盾になっているアメリカなどをけん制する狙いもあるものとみられます。
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