トランプ氏銃撃事件を受け、演説するバイデン米大統領=米東部デラウェア州で7月13日、ロイター

 米東部ペンシルベニア州バトラーで13日に起きたドナルド・トランプ前大統領(78)の銃撃事件で、ホワイトハウスは同日夜、ジョー・バイデン大統領(81)が事件後にトランプ氏に電話したと明らかにした。また、米ブルームバーグ通信は、耳を負傷したトランプ氏が搬送先の病院から出たと報じた。

 バイデン氏は今週末、東部デラウェア州リホボスビーチの別荘で過ごしていたが、事件を受けて、急きょホワイトハウスに戻ることを決めた。トランプ氏との電話の内容は不明だ。バイデン氏は事件後の演説で「米国でこの種の暴力があってはならない」と銃撃を非難した。

 11月の大統領選で、民主党のバイデン氏と共和党のトランプ氏は、2020年の前回に続いて対決する見通しになっている。【ワシントン秋山信一】

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