英国の新首相に就任した労働党のキア・スターマー党首(61)は5日、組閣に着手し、新内閣が発足した。英メディアが伝えた。
外相にはデービッド・ラミー氏(51)を起用した。ラミー氏は両親が南米ガイアナ出身。米ハーバード大ロースクールを修了し、弁護士資格を持つ。米国の民主、共和両党に人脈があり、11月の米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利した場合も「関係構築」(ロイター通信)を目指せるという。
女性初の財務相に就任したレイチェル・リーブス氏(45)は、英国の14歳以下のチェス大会で優勝した経験を持つ。イングランド銀行(中央銀行)でエコノミストとして働いた経済通で、「英国を真にビジネスに開かれた国にする」と抱負を語った。
このほか、副首相兼住宅・地域社会相にはアンジェラ・レイナー氏(44)、国防相にはジョン・ヒーリー氏(64)が就任した。【ロンドン篠田航一】
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