ロシアのプーチン大統領はウクライナとの停戦について、ロシアが受け入れられる「不可逆的な措置」にウクライナ側が合意しない限り停戦に応じないと述べました。

 プーチン大統領は4日に訪問先のカザフスタンで会見し、ウクライナとの停戦について「敵が停戦を利用し、自らの状況を改善することは許されない」と述べました。

 そのうえで「ロシアが受け入れられる不可逆的な措置にウクライナ側が合意する必要がある」と述べ、合意がなければ停戦は不可能だと強調しました。

 アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、プーチン大統領の発言について「停戦に先立ってウクライナに事実上の『降伏』を要求しており、ロシアの勝利を確信している表れだ」と分析しています。

 プーチン大統領は先月、ロシアが一方的に併合したウクライナ東部と南部の4つの州からウクライナ軍が撤退することを条件に和平交渉を開始すると表明しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。