まもなく投票が締め切られるイギリスの総選挙。14年ぶりとなる政権交代の可能性が高まっています。

記者
「労働党のスターマー党首が投票所に到着しました。報道陣に笑顔を見せ、表情からは余裕がうかがえます」

世論調査会社が3日に発表した議席予測では、下院の定数650のうち、最大野党「労働党」が400議席以上を獲得する一方、スナク首相率いる「保守党」は改選前の3分の1以下に議席を減らすとしていて、14年ぶりに政権が交代する可能性が高まっています。

▼インフレにより打撃を受けた「生活費」や、▼「公的医療サービス」の改善、▼「移民政策」などが争点となるなか、有権者からは保守党政権に対する不信感や「変革」を求める声が多く聞かれました。

労働党に投票した人
「労働党に入れました。(保守党は)不名誉な政党だからです。3人のお粗末な首相に、嘘、セクハラ。そんな人たちに政権を任せたくない」

保守党に投票した人
「保守党に投票しました。保守党が最も優れた経済的基盤を持っていると思うからです」

投票は日本時間の5日午前6時に締め切られ、早ければ午前中にも大勢が判明する見通しです。

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