韓国・ソウルの中心部できのう、車が暴走し、9人が死亡した事故。その当時の様子を防犯カメラが捉えていました。

こちらは事故当時の現場の防犯カメラ映像。バイクなどが吹き飛んでいるのが確認できます。また、近くの飲食店にいた客たちが一斉に驚く様子も。映像から、車は一方通行の道路を逆走し、歩道に乗り上げたとみられています。

消防の担当者
「死傷者は13人で、死者は9人、重傷1人、軽傷3人です」

事故当時、居合わせた人は…

事故現場に居合わせた人
「急に外でドカンという音がして、これは事故だと思いながらこの窓辺に来て外を見ると、本当に修羅場になっていた」

警察は、車を運転していた68歳の男の身柄を一時、拘束しましたが、けがをしていたため、回復を待って詳しい事情を聴くことにしています。男は、急発進による事故だと説明しているということです。

また、韓国メディアは、男が現役のバス運転手だと報じています。

報告
「事故の現場からこちらに歩いていくと、10分ほどで日本人観光客が多く訪れる明洞もあります」

周りに観光スポットも多い中心部で起きた悲劇に、ソウル市民は…

ソウル市民
「私もこの近くが職場なので、やっぱりちょっと怖いですよね。歩道が安全ではないと分かったので、ちょっと内側を歩かないといけない」

警察は車を運転していた男について、日本の「自動車運転処罰法」にあたる「交通事故処理法」に違反した疑いで捜査すると明らかにしています。

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