イランでは来月、改革派と保守強硬派の候補者による大統領選の決選投票が行われます。今回投票に行かなかった市民の票が鍵を握るとみられています。

 来月5日の決選投票に向け、保守強硬派は候補者の間で分散していた票の一本化を図る見通しです。

 一方で改革派は、イスラム革命以降、最低となった投票率をいかにして上げるかにかかっています。

 というのも取材の結果、今回、投票に行かなかった人たちは主に改革派を支持していたためです。

投票に行かなかった男性
「(Q.どちらに勝って欲しい?)(改革派の)ペゼシュキアン氏です」

投票に行かなかった女性
「(Q.どちらの政党を支持する?)もちろん、改革派です。若者のために多くのことをしてくれるから」

 30日から再び始まる選挙活動を通じて、こうした“隠れ改革派”を動かせるかどうか注目されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。