イランの首都テヘランには増尾記者がいます。最新の情勢はどうなっているのか、中継です。
テヘランの投票場前です。投票は今から3時間ほど前に始まりました。
今回の選挙ですが、当初は反米で保守強硬派の候補者が有利とみられていましたが、選挙戦が進むにつれて、唯一の改革派の候補者・ペゼシュキアン氏が支持を伸ばしていて、世論調査ではトップとなる結果も出ています。
一方、保守派2人の候補者も一定の支持を獲得していて、事実上、この3人による三つ巴の戦いになっています。
イランでは外交や核開発といった重要政策の判断は最高指導者ハメネイ師が担っていて、その影響をうける保守派の候補が勝てば、これまでの反米で中国・ロシア寄りの路線が継承される見通しです。
一方、改革派候補の勝利となれば、欧米との対話が必要だという国民の民意と受け止められ、今後の外交方針に一定の影響力をもたらすことも考えられます。
投票結果の大勢判明は日本時間のあすになる見通しですが、いずれの候補者も当選に必要な過半数には届かず、上位2名による決選投票が来週、行われる公算が強まっています。
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