11月の米大統領選に向けた第1回候補者テレビ討論会で、共和党のトランプ前大統領(78)は、米国の物価上昇(インフレ)について民主党のバイデン大統領(81)の責任と痛烈に批判。「彼(バイデン氏)が引き起こした。私はインフレのない国を与えたのに彼が壊した」と主張した。
これに対し、バイデン氏は「私が大統領を引き継いだ時、経済は壊滅的だった。それがインフレが起きていなかった理由だ」と反論。トランプ政権時に始まった新型コロナウイルス禍で打撃を受けた経済を立て直し、大幅に雇用を増やした成果を強調した。
インフレを含む経済問題は大統領選の大きな争点になっている。【ワシントン大久保渉】
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