2人の直接対決ではどちらに軍配が上がったのでしょうか。現地から報告です。
（小島佑樹記者報告）
両者ほとんど目を合わせることがなかった討論会はつい先ほど終わりました。注目の勝敗ですが、アメリカメディアからは現職バイデン氏に手厳しい声が上がっています。
まずトランプ氏はまるで自身の演説かのようにいつものトランプ節で勢いや強さを見せつけつつも、司会者の質問やバイデン氏の主張にうなずきながら耳を傾ける場面も多く、冷静さもアピールできた討論会だったと言えます。
一方のバイデン氏にとって、今回の討論会で健康不安を払拭できるかが焦点でした。ですが終始、表情や声に力がなかったように感じます。中盤以降、勢いを取り戻してきたように見えましたが、序盤で見せた「たどたどしさ」が後味として残る結果になっています。
専門家も私たちの取材に対し、「バイデン氏の言葉は有権者に届きにくく、健康不安を加速させるだろう」と指摘しています。
討論会は残り1回ありますが、今回の印象は今後もついてまわるだけに、再選を目指すバイデン氏にとっては厳しい初回になっています。
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