中東を襲った大雨、濁流のなかに助けを求める人の姿がありました。
■濁流に住民 上空から決死の救出
中東オマーンの警察が公開した映像。眼下には茶色い濁流。2人の住民が流されています。1人をキャッチしたものの、もう1人は下流へ。再度、救出を試みる警察官。無事助け出すことができました。
■1日で1年分の雨 町が水浸しに
大型の嵐が到来しているアラビア半島。ドバイでは、たった1日で平年の1年分に相当する雨量を記録。流れ込んだ濁流で、町のあちこちが水浸しに。
■“シンボル” 塔が崩落なぜ出火?
北欧デンマークでは、大規模な火災が発生しました。噴き出す炎に立ち上る大量の煙。デンマークの首都コペンハーゲン。中心部にある「旧証券取引所」から火の手が上がりました。
地元住民
「私たちはきょう、大きなものを失いました」
現場となった建物は約400年前の17世紀に建てられたもの。長らく町のシンボルとして愛され続けてきました。高さ56メートルの塔は4匹の竜がらせんを描くデザインで、建物を炎から守るという言い伝えも。しかし懸命の消火活動の甲斐なく、崩れ落ちてしまった塔。火事の原因は、いまだ特定されていません。
住民のなかには5年前の“あの火災”を思い浮かべる人も…。
地元住民
「私たちにとって、あれはノートルダム大聖堂なのです」
■ノートルダム大聖堂 年末に公開へ
2019年4月、塔や屋根が焼け落ちるなど壊滅的な被害を受けたパリのノートルダム大聖堂。あの日から5年、パリのシンボルは今…。
今年12月の一般公開再開に向け、約500人の職人たちが連日修復作業に臨んでいます。激しい炎によって無残な状態となった塔もかつての美しい姿を取り戻そうとしています。
■動物園から真っ赤な炎が
一方、クリミア半島では動物園が炎に包まれました。炎が上がっているのは動物たちの檻(おり)です。ロシアが実効支配するクリミア半島の動物園でも火災が発生。キツネザルやアライグマなど、飼育されていた動物約200頭が犠牲に。そうしたなか、クマ2頭が生き残っているのを消防士たちが発見。保護したということです。
ボランティア
「どこかで引き取ってもらえないか頼んでいます」
2頭の健康状態は現在のところ良好。現地当局は火事の原因を調べています。
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