天皇皇后両陛下が日本時間の26日午前4時半すぎに、バッキンガム宮殿で行われたチャールズ国王夫妻主催の晩餐(ばんさん)会に出席しました。天皇陛下は、昭和天皇や上皇陛下のイギリス訪問に触れて、戦後の友好関係に感謝の気持ちをスピーチで述べられました。

■陛下の胸元に英国最高位「ガーター勲章」

 日本時間午前5時ごろ、バッキンガム宮殿で始まったチャールズ国王夫妻主催の晩餐会。天皇陛下は燕尾(えんび)服姿。雅子さまは白いドレス姿で、ティアラを身に着けています。

 チャールズ国王の掛け声で乾杯した後、天皇陛下がお言葉を述べられました。

天皇陛下
「日英両国には、友好関係が損なわれた悲しむべき時期がありましたが、苦難の時を経た後に、私の祖父や父が女王陛下にお招きいただき、天皇としてこの地を訪れた際の想いが、いかばかりであったかと感慨深く思います」

 日本とイギリスの戦後の友好関係について、感謝の気持ちを述べられた天皇陛下。胸元には、今回の訪問で授与されたイギリス最高位の勲章「ガーター勲章」が着けられています。

 イギリス到着後、体調を考慮して休養していた雅子さまがお姿を見せるのは到着された日、以来です。

 日本時間25日午後8時ごろ、チャールズ国王と天皇陛下が、会話をされながらバッキングガム宮殿に向かっていきます。そして、その後ろには雅子さまです。カミラ王妃と雅子さまお二人とも白い服装で、手を振りながら前へ進んでいきました。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年6月26日放送分より)

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