南米ブラジルでは22週以降の人工妊娠中絶を殺人罪とみなす法案に反対する市民の抗議デモが各地で広がっています。

 AP通信などによりますと、ブラジルでは22週以降の人工妊娠中絶を殺人罪とみなし、6年から20年の懲役刑を科すという法案が議会下院に提出されています。

 市民の反発が高まるなか、議会は18日に法案の審議などを6カ月休止すると発表しましたが、抗議デモは23日もサンパウロとリオデジャネイロで行われました。

 人工妊娠中絶を希望する人の多くは子どもで、レイプの被害者だという批判の声も出ています。

 デモの参加者は「子どもは母親ではない」「今すぐ合法的な中絶を」などと訴えるプラカードを掲げ、この法案の廃案を要求しています。

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