中国南部で発生した大雨による洪水などで、これまでに少なくとも57人が死亡するなど、被害が拡大しています。

中国の地元メディアによりますと、今月半ば以降の大雨の影響で、南部の広東省や福建省などで洪水や土砂災害が発生しました。

広東省・梅州市の複数の地域では、21日までに合わせて47人の死亡が確認されたほか、隣の福建省では10人が死亡したと伝えられるなど、死者は少なくとも57人にのぼっています。

また、行方不明者も複数出ているということです。

このほか、家屋への被害も発生していて、梅州市の一部の地域では家屋およそ8000戸が倒壊、道路およそ4700か所で地滑りなどが起きています。

広東省梅州市は大雨による被災者が全市で少なくとも16万人にのぼると発表しています。

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