NATO=北大西洋条約機構の次の事務総長にオランダ首相のルッテ氏が就任する見通しとなりました。

 10月にNATO事務総長の任期を終えるストルテンベルグ氏の後任について、オランダ首相のルッテ氏とルーマニア大統領のヨハニス氏が立候補を表明していましたが、20日にヨハニス氏が立候補を取り下げたため、ルッテ氏の事務総長就任が確実となりました。

 2010年からオランダ首相を務めている57歳のルッテ氏はロシアのウクライナ侵攻を巡って、「戦場でのモスクワの敗北はヨーロッパの平和を確保するうえで不可欠」と述べるなど、ロシアを厳しく批判しています。

 CNNは、ヨーロッパの政治は極右の台頭などで今後5年間、不安定になる可能性が高く、リベラル派のルッテ氏が32カ国のNATO加盟国を取りまとめるのに適任だと評価しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。