ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩総書記がきのう署名した新たな条約について、北朝鮮メディアが全文を公開しました。どちらかが武力侵攻を受けた場合に軍事支援を行うことが明記されています。
朝鮮中央通信はきょう、プーチン大統領と金正恩総書記がきのう署名した「包括的戦略パートナーシップ条約」の全文を公開。条約の第4条は、どちらかが他国から武力侵攻を受けた場合、「遅滞なく自らが保有しているすべての手段で軍事的およびその他の援助を提供する」としていて、有事の際に軍事支援を行うことを明記したことが明らかとなりました。
韓国の聯合ニュースは、第4条が「自動的な軍事介入」を定めたと解釈できるとして、「北朝鮮とロシアの同盟関係が28年ぶりに復元された」と報じています。
こうした中、プーチン大統領はきょう未明、ベトナムの首都ハノイに到着しました。最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長らと会談し、防衛や経済、貿易などの分野で二国間の協力を深めるものとみられます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。