24年ぶりに行われた北朝鮮での会談。2人の笑顔の裏で“危険な約束”に注目が集まっています。
■24年ぶり“北朝鮮会談”日本に影響は
19日未明、平壌に降り立ったプーチン大統領。金正恩総書記が自ら出迎える歓迎ぶりです。お互いに満面の笑顔。移動するのも一緒でした。
■正恩氏とプーチン氏が“危険な約束”!?
今回の笑顔の裏にあるのが“ウィンウィンの関係”です。
北朝鮮はミサイル開発の技術支援のほか、食料や原油などの経済的支援を望んでいるとみられ、ロシアはウクライナ侵攻で不足している弾薬などのより多くの供給を確保したい考えです。
ロシアのウクライナ侵攻以来、急速に接近する両国。19日午後、「包括的戦略パートナーシップ条約」にともに署名しました。
コリア・レポート 辺真一編集長
「包括的戦略パートナーシップの協定のなかに1961年に結ばれたロ朝の軍事条約、一方が他方の戦争に自動的に介入するという『自動介入』条項が盛り込まれる条約が交わされるか」
「有事の自動介入」は1996年に中断されていて、もし復活となれば、一気に軍事的緊張が高まることになります。
辺真一編集長
「自動介入が復活すれば今後、朝鮮半島で有事の場合ロシアの自動介入、参戦によってロ朝対米韓あるいは米韓に、日本が日米安保条約に基づいて後方支援となると、ロ朝対日米韓という対立構図になりかねない」
韓国大統領府の高官は、ロシアに対し「一線を越えるな」と警告したことを明かしています。そして、「有事の自動介入」はウクライナ侵攻にも影響する可能性もあるというのです。
辺真一編集長
「万が一ロシアが苦戦を強いられる、あるいはロシアが兵員不足となったら(北朝鮮が)労働者の名をかたって義勇軍を送る、間接的にロシアのウクライナ侵攻に参戦する可能性も捨てきれない」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。