ロシアによる侵攻を巡り、ウクライナが提唱する和平案を話し合う「平和サミット」が15日、スイスで開幕しました。

 ウクライナ平和サミットには、およそ100の国・機関の代表が参加し、このうちおよそ60カ国は首脳級が出席する見通しです。

 ロシアは招待されておらず、中国は欠席を表明しています。

 ウクライナが提唱する10項目の和平案のうち、「核の安全確保」、「食料の安全保障」、「捕虜や連れ去られたウクライナ人の帰還」などに絞って討議が行われます。

 一方で、ロシアとの関係も重視する新興国などに配慮し、現時点で合意が見込めない「ロシア軍の撤退」や「ウクライナ領土の回復」などの項目については、議論を避けるとみられます。

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