歴史ある宮殿に世界最大の湿原。世界遺産で火災が相次ぎました。
■ベルサイユ宮殿で火災 観光客ら避難
11日午後、パリ近郊のベルサイユ宮殿で火災が発生。一時、観光客らが避難する騒ぎとなりました。
観光客
「現場のスタッフ全員がパニックになっていた」
ベルサイユ宮殿は1979年、フランスで初めて世界遺産に登録された歴史的建造物です。
パリでは5年前にも世界遺産で火災が起きたばかり。
今回も現場に緊張が走りましたが、火はすぐに消し止められ、けが人や展示品への被害はないということです。
■世界最大の湿原火災“去年の10倍”
南米ブラジルでも世界遺産で火災が起きています。暗闇のなか、連なる無数の炎。その正体は拡大を続ける草原火災です。
ブラジル南西部に広がる世界最大の湿原「パンタナル」。日本の本州とほぼ同じ広さで、世界遺産にも登録されています。
今年1月から発生を続けている火災の件数は、すでに去年の10倍近くに。
地元のガイド
「ただ悲しいです…。このようなサンクチュアリが消えていくのを見るなんて。この火災で多くの命が失われている」
■世界遺産で相次ぐ被害「干ばつ」影響か
原因と考えられているのは「干ばつ」。この地域では去年から雨が少なく、火災が起きやすくなっていました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。