中国外務省は11日、ウクライナ和平をめぐってブラジルと共に打ち出した独自の提案に「101の国と国際機関が前向きな回答をした」と発表しました。
ウクライナ和平をめぐる中国とブラジルの提案は、和平会議の開催にロシアの同意が必要とするなど、ロシアと歩調を合わせた内容で、中国は各国に賛同を呼びかけています。
11日の記者会見で林剣報道官は、この提案について「101の国と国際機関が前向きな回答をした」と発表したうえで、中米ニカラグアが支持を表明したなどとし、「より多くの国の支持を歓迎する」と各国に賛同を呼びかけました。
一方、ウクライナ側が提唱する和平案を話し合う15日と16日の「平和サミット」に参加登録を行ったのは90の国と地域にとどまっています。
このサミットにはロシアは招待されておらず、中国は参加の辞退を表明しています。
中国の独自提案に前向きな姿勢を示した101の国と国際機関には、ウクライナ側の「平和サミット」に参加しない国も多く含まれるとみられ、国際的な分断が深まっています。
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