パレスチナ自治区ガザ地区の広報部門は8日、中部ヌセイラット難民キャンプで8日にイスラエル軍の攻撃があり、少なくとも210人が死亡、400人以上が負傷したと発表した。イスラエル軍は同日、現地でイスラム組織ハマスに拘束された人質の救出作戦を行っており、攻撃はこれに関連していた可能性がある。
イスラエル軍のハガリ報道官によると、救出作戦は現地時間の8日午前11時(日本時間同午後5時)に着手。特殊部隊が戦闘員と交戦しながら、2カ所の建物から男女計4人を救出した。軍は数週間にわたり作戦を準備し、訓練を続けていたという。軍によるとこの作戦で特殊部隊の幹部1人が死亡した。
一方、ハマスは声明で「民間人に対する虐殺だ」と非難し、「まだ多くの人質がおり、(イスラエルの)戦略的な失敗は変わらない」と主張した。【カイロ金子淳】
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