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 今、アメリカで日本発のイチゴが飛ぶように売れています。収穫量を20倍に拡大される巨大植物工場の稼働も始まりました。

■なぜ世界最大級の植物工場を稼働?

アメリカCNNが取り上げる この記事の写真

 日本時間5日、アメリカCNNが取り上げた男性。アメリカのニューヨークで日本のイチゴを栽培し、販売を行うスタートアップ企業「Oishii Farm」の代表をしている古賀大貴さん(37)です。

イチゴ栽培は工場内

 イチゴを栽培している場所は、なんと工場の中。そのおいしさからイチゴが売れに売れ、この度、新たに2万平方メートルにも及ぶ最先端の「メガファーム」を建設しました。

AI技術で室内でハチによる受粉可

 温度や湿度などは自動で制御されていて、AIを用いて室内でもハチによる受粉を可能にしています。

完熟したタイミングでロボットが自動収穫

 画像認識技術を活用して、24時間体制でイチゴの成長を見守り、完熟したタイミングでロボットが自動収穫。年間を通して高品質な日本のイチゴを生産し、従来の20倍もの収穫量を目指しています。

 イチゴの栽培で、なぜ世界最大級の植物工場を稼働させるまでになったのでしょうか?

「Oishii Farm」 古賀大貴CEO(37) 古賀さん
「『高級イチゴをニューヨークで売ったらもうかるかな』という発想で始めているわけでは全くなくて。他の植物工場が作っているレタス類みたいな葉物と違って、イチゴという味に差が出やすいものにフォーカスしたというのが、非常に大きいかなと思っています。同じくらいのお金と時間をかければ、他の人ができるようになってもおかしくないっていうのは、我々も考えていて。そうなった時に、電気自動車といえばテスラみたいなブランドを作った状態で、迎え撃つというのが何よりも重要になる」

 おいしさを追求し、品種改良を重ねている日本の野菜や果物は、まさに植物工場で生産するうえで最適だと胸を張ります。

CEO「高品質でオンリーワン」 古賀さん
「気候に左右されずにおいしいものを作ることができる。それも日本品質のものを作って、提供することができることによって、オンリーワンのプロダクトになる」 トマトも栽培、メロンは実用段階

 現在はイチゴ以外にトマトの栽培・販売も開始していて、メロンの栽培も実用段階に入っているということです。

(「グッド!モーニング」2024年6月7日放送分より)

(C)CABLE NEWS NETWORK 2024

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