2023年12月、記者会見するオースティン米国防長官(左)とイスラエルのガラント国防相=テルアビブ(イスラエル国防省提供・ゲッティ=共同)

米ニュースサイト、アクシオスは15日、イスラエルのガラント国防相が14日のオースティン米国防長官との電話会談で、イランに「反撃せざるを得ない」と伝えたと報じた。イスラエル軍のハレビ参謀総長も15日、イランの攻撃で小規模な被害が出た南部ネバティム空軍基地を訪れ「応戦する」との考えを示した。

イランによるミサイルや無人機での直接攻撃を受け、イスラエルの戦時内閣は15日に閣議を開き、対応を話し合った。詳細は明らかになっていない。ロイター通信によると、複数のイスラエル政府高官は14日、反撃は差し迫っておらず、イスラエルの単独行動もないとの見方を示していた。米メディアによると、米政府は反撃を支持しない意向で、自制を求めている。

イラン外務省報道官は15日の記者会見で「地域の緊張を激化させる意図はない」とした上で、イスラエルが反撃すれば「われわれの対応は、より強力なものになる」と警告した。(共同)

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