試合前に練習する大谷翔平選手=米ロサンゼルスで2024年6月2日、AP

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)の銀行口座から多額の金を不正送金したとして銀行詐欺の罪などに問われた元通訳の水原一平被告(39)が4日、西部カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で罪を認めた。これを受け、大谷選手は同日、自身の弁護人が所属する法律事務所を通じて声明を発表した。

 大谷選手は「私及び家族に取っても重要な終結を迎えることができた」とコメント。「非常に複雑で困難な時期だった。この間に絶え間ない支援を続けてくれたサポートチームや代理人、エージェンシー、弁護士、ドジャースの組織全体に感謝している」と述べた。その上で「事件に終止符を打ち、前に進む時期が来た。チームの一員として少しでも勝利に貢献できるよう集中していきたい」とした。

 米スポーツ専門チャンネルESPNによると、米大リーグ機構(MLB)も同日、「大谷選手を詐欺の被害者とみなす」などと述べ、調査を終了するとの声明を発表。ドジャースも声明で「ショーヘイとチームがこの問題を忘れ、ワールドシリーズ優勝を目指して前進できることをうれしく思う」とした。【ニューヨーク中村聡也】

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